パターン形成と細胞運動を協調制御する分子機構の解析

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24870035
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 発生生物学
• 研究機関: 株式会社生命誌研究館
• 研究代表者: 小田 康子(秋山康子) 株式会社生命誌研究館, その他部局等, 研究員 (80426650)
• 研究期間 (年度): 2012-08-31 – 2014-03-31
• キーワード: RNA-seq / 蛍光多重in situ / RNAi

研究概要

本研究ではオオヒメグモ初期胚を題材として用い、発生過程においてパターン形成と細胞運動がどのように相互に関係しているかを明らかにすることを目指して、解析系の立ち上げを行った。蛍光多重in situ法と細胞の２段階標識法を立ち上げ、これらとeRNAiとの組み合せで、複数の遺伝子の発現や細胞運動への影響を解析することを可能とした。さらに、パターン形成と細胞運動の両者の制御に関わる可能性のあるHhシグナルをpRNAiにより抑制し、これとRNA-seqとを組み合せることで、ゲノムワイドに分子を同定する基盤を作ることができた。

研究成果

• [学会発表] Genome - wide analysis of Hedgehog target genes using RNAi and RNA-seq in the spider Parasteatoda tepidariorum (2014)
  • 著者名/発表者名: Akiyama,. Oda Y., & Oda H
  • 学会等名: 第47回日本発生生物学会.
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20140500
• [学会発表] 初期胚のパターンはどのように作られるか?細胞間シグナルが司るオオヒメグモのパターン形成と他の動物の仕組みとの違い (2014)
  • 著者名/発表者名: (2)秋山-小田康子
  • 学会等名: 生命誌研究館20周年シンポジウム
  • 発表場所: 高槻
  • 年月日: 20140400
• [学会発表] The spider Parasteatoda tepidariorum is a good model to study cell-cell signaling and cell movement during development (2013)
  • 著者名/発表者名: Akiyama-Oda Y., & Oda H
  • 学会等名: 第46回日本発生生物学会
  • 発表場所: 松江
  • 年月日: 20130500
• [学会発表] Formation of the major embryonic axes in the spider Parasteatoda tepidariorum. First International SpiderWeb Meeting (2013)
  • 著者名/発表者名: Akiyama,. Oda Y
  • 学会等名: First International SpiderWeb Meeting
  • 発表場所: Oxford, UK
  • 年月日: 20130200
• [学会発表] Hedgehog and Dpp play central roles in anterior - posterior and dorsal - ventral patterning of the early spider embryo (2012)
  • 著者名/発表者名: Akiyama,. Oda Y., & Oda H
  • 学会等名: Swiss - Japan Developmental Meeting
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 20121100
• [備考]
  • URL: http://www.brh.co.jp/research/lab04/