研究課題
研究活動スタート支援
発熱植物ザゼンソウは、氷点下を含む寒冷環境下でも安定した発熱を長期間維持できる。活発に発熱する花はミトコンドリアを豊富に含み、ミトコンドリア機能に関わる複数遺伝子の発現が発熱開始とともに上昇することから、活発なミトコンドリア生合成を支える転写制御機構の存在に興味が持たれた。そこで本研究では、発熱期に発現が上昇する複数の遺伝子の中から発熱への関与が示唆されたものについて、その上流配列の解析を行った。その結果、解析した複数遺伝子に共通して含まれるシス配列候補が複数見出だされたことから、発熱期におけるこれら遺伝子の発現上昇は、当該シス配列を介した共通の機構により複雑に制御されていることが示唆された。
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Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
巻: 76 ページ: 1990-1992