本研究では、不安定動脈硬化プラークの早期診断を目指し、プロテオミクス解析にて同定したFatty acid-binding protein 5(FABP5)、Thrombospondin-4(TSP4)について、動脈硬化進展との関連性について評価する共に、不安定動脈硬化プラークイメージングプローブ”99mTc-HVPA”を開発した。その結果、FABP5は不安定動脈硬化プラーク形成に関わるType IV病変(AHA分類)、特に炎症性マクロファージに高発現することを見出し、99mTc-HVPAはTSP4を標的とした不安定動脈硬化プラークイメージング剤としての基本的な性質を有していることを見出した。
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