研究課題
1.高転移性腫瘍由来血管内皮細胞が発現する分子のがん転移促進に関わるin vivo解析:高転移性腫瘍由来血管内皮に有意に高く発現している分子として遺伝子Xに着目した.遺伝子Xに対するshウィルスベクターの遺伝子組み換えを行い,高転移性腫瘍由来血管内皮に遺伝子導入した.RFPも同時に発現するようにベクターを設計したため,RFP蛍光を指標にフローサイトメトリーによりソーティングし,純度を上げた.ノックダウンを行った腫瘍血管内皮と,Luciferase遺伝子およびVenus遺伝子導入を行った低転移性がん細胞をマウスの皮下に共移植し,循環腫瘍細胞数および肺転移を評価した.その結果,我々が見出した遺伝子Xは,がんの転移に関与しうることが示唆された.2.臨床検体におけるマーカーの発現と転移の検討:臨床検体において,上記で同定した腫瘍血管内皮マーカーの発現を組織免疫染色により解析した.臨床検体として,腎癌,肝臓癌,大腸癌を数例ずつ用いた.今後,統計的に解析するために症例数を増やして検討する.
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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