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2013 年度 実績報告書

IGFーIによる歯の形態制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24890026
研究機関東北大学

研究代表者

金原 正敬  東北大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (00637960)

研究期間 (年度) 2012-08-31 – 2015-03-31
キーワードIGF-I / 歯の形態制御 / 再生医療
研究実績の概要

叢生は顎骨と歯のサイズの不調和によってもたらされることから、歯の大きさを制御できれば、叢生の発現を抑制することが可能となる。一方、最近、上皮細胞と間葉細胞を高密度で区画化し歯胚を再構築する器官原基法が開発され、器官原基法による再生歯作製技術はほぼ完成したといえるが、再生歯のサイズの矮小、形態の不揃いといった問題が残されている。IGF-Iはインシュリンに類似した構造と機能をもつ増殖因子であり、種々の臓器の発生・成長に重要に関わる。福永らはIGF-I投与の妖精症患者で歯のサイズが増大することを報告しており、IGF-Iは歯の形態制御においても重要に関わることが予測されるが、歯の形態形成に及ぼすIGF-Iの役割はこれまで全く明らかにされていない。本研究では、歯の形態形成におけるIGF-Iの発現、分布、機能を系統的に解析し、歯の形態制御におけるIGF-Iの関与を明らかにする。本年度は、器官原基法によって再構築された再生歯胚を腎皮膜下移植または顎骨内移植することで、再生歯まで誘導し、これらの過程におけるIGF-I添加の影響を検討した。IGF-1 を添加して作製した再生歯胚は腎皮膜下に移植することにより歯として発生し、長径の増大が認められた。また、IGF-1 を添加して作製した再生歯胚を成体マウス顎骨内に移植したところ、サイズの増大した再生歯が口腔粘膜より萌出することが判明した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Resin monomers act as adjuvants in Ni-induced allergic dermatitis in vivo.2014

    • 著者名/発表者名
      Bando K, Takahashi H, Kinbara M, Tanaka Y, Kuroishi T, Sasaki K, Takano-Yamamoto T, Sugawara S, Endo Y
    • 雑誌名

      J Dent Res.

      巻: 93(11) ページ: 1101-7

    • DOI

      10.1177/0022034514552674

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 左右非対称な抜歯を伴う矯正歯科治療における歯科矯正用アンカースクリューの有用性2014

    • 著者名/発表者名
      金原正敬, 清流正弘, 山本照子
    • 雑誌名

      東北大歯誌.

      巻: 33(1) ページ: 7-15

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Relationship between sleep bruxism and sleep respiratory events in patients with obstructive sleep apnea syndrome2014

    • 著者名/発表者名
      Hosoya H, Kitaura H, Hashimoto T, Ito M, Kinbara M, Deguchi T, Irokawa T, Ohisa N, Ogawa H, Takano-Yamamoto T
    • 雑誌名

      Sleep Breath.

      巻: 18(4) ページ: 837-44

    • DOI

      10.1007/s11325-014-0953-5

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 歯科矯正用アンカースクリューを固定源として上顎歯列遠心移動を行った上顎前突症例2014

    • 著者名/発表者名
      金原正敬,竹下信郎,清流正弘,山本照子
    • 学会等名
      第30回東北矯正歯科学会
    • 発表場所
      福島
    • 年月日
      2014-05-24 – 2014-05-25
  • [学会発表] 左右非対称な抜歯を行い固定源として矯正用アンカースクリューを用いた前歯部叢生および口唇の突出をともなう Angle Class I,上顎前突症例2013

    • 著者名/発表者名
      金原正敬、清流正弘、山本照子
    • 学会等名
      第29回東北矯正歯科学会
    • 発表場所
      弘前
    • 年月日
      2013-05-25 – 2013-05-26

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公開日: 2016-06-01  

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