研究課題
1)質量顕微鏡を用いたXengraft腫瘍組織内の蛋白発現とその局在か伊関申請書に記したように、当研究室では臨床検体由来のXenograftを数系統樹立しており、現在までにARの発現やmutationなどのcharacterizationを行った4系統について、それらの腫瘍組織切片を質量顕微鏡を用いたImazing mass spectrometry(IMS)を行った。まず、切片時蒸着させるマトリックスを数種類試したのちに選択し、同一の条件で比較検討できる設定を行った。その設定のもと、4系統から採取した組織切片に上記のIMSを行い、それぞれの腫瘍組織で高発現している蛋白質の中からXenograftの悪性度と比例しているものの選出を試みた。これらの候補蛋白質を順次、RT-PCRやWestern blotでvalidationも試みた。しかしながら、腫瘍組織内で高発現している蛋白質のほとんどは、正常組織内でも高発現している細胞骨格などに関する蛋白質であると考えられた。2)腫瘍から血中にプンピツされる蛋白の高感度質量分析による解析上記1)と同時に、4系統のマウス血清を用いて、高感度質量分析装置によるプロテオーム解析を行った。同時に、腫瘍が嚢胞を形成するXenograftからは嚢胞液も同様のプロテオーム解析を行うことで、候補の絞り込みを行い、これらの候補蛋白質を順次、RT-PCRやWestern blotでvalidationを行った。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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PLoS One
巻: 9(2) ページ: e90242
10.1371/journal.pone.0090242