多施設共同研究ゆえに、移植患者をみる病院の医師が一同に集まる日本臨床腎移植学会でキックオフ・ミーティングを行い、各施設の責任者に研究の概要を説明した。また、ヘモグロビンの目標値に関して、若干のプロトコールの変更を行った。具体的には9.5-10.5 VS 12.5-13.5 g/dLとなった。その後、大阪大学をはじめとして、賛助を頂いた多くの病院で倫理委員会に研究内容を提出し、承認された。天然型ビタミンDに関しては、コンプライアンスを上げるために市販薬剤をPTPシートに包装しなおした。多施設共同研究を円滑に進めるためには、データ入力を簡易にする必要がある。この実現のために、データを守秘性の保たれる形で入力できるWebシステムを開発した。現在、CRCを必要とする病院施設を決定し、派遣することを準備中である。これが終了次第、介入を開始する予定である。
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