患者リクルートの結果、欧米とは違い日本人腎移植患者の貧血は軽度であり、登録基準を満たす患者は少なかった。そのため、当初の予定施設に加え新規施設を増やしつつある。現段階の登録患者96名の介入前データを解析したところ、平均透析歴は約6年で、平均Crは1.96mg/dL,平均ヘモグロビン11.0g/dLであった。約半数の患者で長期間ESA製剤が処方され、鉄充足を登録の条件としたため、平均フェリチンは149 ng/mL、TSATは36%であった。比較的重度の貧血の患者を選定したためか、尿蛋白は多く平均は0.99g/gCrであった。現在介入しながら、さらに登録患者数を増やしつつある。
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