顎口腔領域に悪影響を及ぼす睡眠時ブラキシズム(SB)は、SBイベント発生前に心拍数が上昇することが知られており、またイベント直前に刺激を与えるとSBは抑制可能であるとされている。そこで今回は、心拍数上昇をトリガーとして電気刺激を与える装置を開発し、SBを能動的に抑制できるか否かを検討した。 結果、電気刺激を付与することによりSB発生頻度は約55%減少し、持続時間は約40%短縮した。これより、心拍数の上昇をトリガーとしてSB発生前に電気刺激を付与することで、SB発生を能動的に抑制できることが示唆された.
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