研究課題
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歯周病などで惹起される軽微な慢性炎症が動脈硬化の増悪因子となり得ることが示唆されている。一方、ダークココアの経口摂取によって心血管イベント発生率が減少する事が報告され、その主成分であるエピカテキン( EC )の心血管イベント抑制効果が注目されている。本研究では、EC による心血管イベント抑制効果の分子機序の解明を脂肪細胞-マクロファージ相互作用説に着目して解析を進めた。両細胞の共培養系にLPS 刺激を加えた際の炎症関連分子の動態変化を解析した結果、ECを添加することで炎症関連分子の産生抑制が確認できた。これらの結果からECの抗炎症作用によって心血管イベント発生率が減少する可能性が示唆された。
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