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2012 年度 実績報告書

角膜標的細胞誘導条件・培養法の検討と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 24890157
研究機関愛媛大学

研究代表者

井上 智之  愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50432539)

研究期間 (年度) 2012-08-31 – 2014-03-31
キーワード角膜 / 角膜移植 / 再生医療
研究概要

自己角膜細胞が消失する難治性眼疾患の治療法の開発として自己角膜細胞の樹立培養に役立てるために、角膜上皮幹細胞が存在する部位に関する特性の調査した。角膜上皮幹細胞が存在する部位であるニッチェの細胞の特性を、角膜実質由来細胞と角膜輪部由来細胞に分けて特性を検索した。角膜上皮前駆細胞のコロニー形成率は角膜輪部由来細胞上の方が有意に高かった。また、角膜移植法をさらに進展させるために、移植目的の細胞シートを安全確実に得ることに焦点をあてて、遺伝子改変により修飾したヒト細胞由来の標的細胞誘導用フィーダー細胞の開発に従事した。フィーダー細胞の起源として、ヒト皮膚実質細胞を用いて、不死化遺伝子、致死遺伝子、蛍光物質遺伝子を導入して作成した。これによって、ヒト皮膚細胞の特性を保ちつつ、不死化によるライン化、蛍光物質遺伝子によるマーキング、致死遺伝子による不要時の除去が可能になった。以前に報告済みの角膜実質細胞フィーダー細胞と同様に、目的細胞の培養シート作成に利用可能であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

角膜実質細胞と角膜輪部細胞の特性比較を潤長にすすめることができた。また、遺伝子改編ヒト皮膚由来フィーダー細胞を作成することができた。

今後の研究の推進方策

角膜実質細胞と角膜輪部由来細胞の遺伝子発現パターンを解析することと、遺伝子改変ヒト皮膚由来細胞を使用した角膜上皮の増殖および分化能力を検討する。

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公開日: 2014-07-24  

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