口腔扁平上皮癌(OSCC)は,患者のQOL と生命を脅かす重大な疾患である。口腔扁平上皮癌(OSCC) の治療では、手術療法・、化学療法・放射線療法であり、癌患者の生存率の向上や再発抑制に大きく貢献している。しかし、遠隔転移の抑制は現在でも困難であり、新たな治療法の開発が望まれている。申請者は、口腔扁平上皮癌(OSCC) 細胞株をヌードマウスに移植し、高転移性の株から、肺に転移するモデルを作成しその株の樹立に成功した。そして、マイクロアレイ解析を行い探索・同定した結果、候補遺伝子としてAngptl4 (angiopoietin-like protein 4)の著しい上昇をみとめた。
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