アルファ・シヌクレイン(α-syn)は、パーキンソン病を含むシヌクレイン病の主要な病理構成成分である。海馬初代培養神経細胞において、α-synは 興奮性シナプスマーカーである小胞グルタミン酸トランスポーター1と共局在することを発見した。 また、リコンビナントα-syn単量体およびヒト髄液中のα-synを、分子ふるいクロマトグラフィー(SEC)で分画すると60kDaの大きさを呈するが、変性ゲルでは15kDaを呈した。α-syn二量体やオリゴマーは、SECでより大きなサイズで分画された。よって、髄液中のα-synは、主に単量体で存在することが分かった。
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