研究課題
研究活動スタート支援
人工膝関節全置換術は変形性膝関節症に伴う疼痛や運動障害に対する代表的な外科的治療法である。近年、高齢化に伴い、人工膝関節全置換術を受ける患者数は増加している。本研究は、人工膝関節全置換術術後2週目以降に残存する下肢の疼痛に対して、リハビリなどの運動前に、下腿へ15分間の足浴による温熱刺激を加えた。その結果、リハビリ前に足浴を行わないで運動するよりも、足浴を行ってから運動する方が、運動中や運動後における下肢の疼痛を緩和する効果があることが明らかとなった。