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2012 年度 実績報告書

現代の多様な子ども達に向き合う養護教諭の養成教育とカリキュラムに関する認識調査

研究課題

研究課題/領域番号 24890249
研究機関聖路加国際大学

研究代表者

三森 寧子  聖路加国際大学, 看護学部, 助教 (70633395)

研究期間 (年度) 2012-08-31 – 2014-03-31
キーワード養護教諭 / カリキュラム / 認識調査
研究概要

本研究では、養護教諭の養成教育に焦点を当て、異なる養成機関を経た養護教諭が受けてきた教育と実践に関する認識を明らかにし、養護教諭養成教育の教育内容(カリキュラム)を検討することを目的としている。平成24年度は、その目的の一つである、異なる養成機関を経ている養護教諭に対して、受けてきた教育がどのように実践に影響しているかインタビューを行うため、文献検討、インタビューガイドの作成、予備調査を実施し、研究計画書を作成した。研究者が属する研究機関の倫理審査委員会に申請し、受理されたため、研究参加者をリクルートしインタビューを実施し始めたところである。
文献検討では、日本養護教諭養成大学協議会において、カリキュラムの見直しの必要性が検討されており、モデルカリキュラムの構築を試みていたが、実現に向けて考慮すべき課題が多く、その一つとして、これまで実施してこなかった現職の養護教諭に対する意識調査が必要であるということであった。また、さまざまな学問的背景の下で養成された養護教諭に対する現任教育も課題となっており、現職の養護教諭に対するあらゆる角度からの認識調査は意義があるものであることが確認できた。
インタビューガイドの作成や予備調査では、実際に10年以上の経験を持つ養護教諭に協力を得て、研究計画書を作成、倫理審査も通過した。
研究参加者のリクルートに関しては、機縁法で15名確保できたが、キーパーソンとなる人が体調不良となり、インタビューが計画通りに行えなかった。6名のみ実施したところであるが、経験年数、学問的背景が異なることで、得られる内容も多種多様である。データが少ないため比較や分析はしていないが、今後インタビューを重ねていく中で豊富なデータが得られることが予測され意義のある成果につなげたいと考える。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究参加者の状況が変わり、インタビューを実施できなくなったことで、再度リクルートし直したり、研究参加者に合わせたりしているためデータ収集が計画よりやや遅れている。

今後の研究の推進方策

現職養護教諭へ継続してインタビューを行い、それぞれが受けてきた教育に対して抱いている認識(考え方や思い、悩み)について記述、分析することで、現行の養護教諭養成課程における教育内容の課題を明らかにする。また、並行して各養成機関の養護教諭免許取得のための現行のカリキュラムの内容も調査し、現行のカリキュラムの問題点を分析し、今後の養成教育に向けての提言を行いたい。

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公開日: 2015-05-28  

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