波長の異なる白色光(白色蛍光灯)、橙色光(ナトリウム灯)、青色光(青色蛍光灯)の3種類の光源を用いて、視標提示面が0.1lx、1.0lx、10.0lxになるように低照度室内環境をつくり、暗所における視力測定を正常眼と眼疾患を有する眼に対して行った。 眼疾患を有する場合、どの疾患であっても光の色の違い(波長の違い)よりは、明るさの違いが視力に大きく影響する。眼疾患を有する場合、正常眼ではあまり視力に影響がない10.0lxの比較的明るい光であっても、視力は低下する。眼疾患を有する人に対する優しい街路灯は、照度が高い明るい街灯である。光の色よりは明るさが優先される。
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