研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、追跡調査が完了した396名を分析対象者とした。追跡期間中にMMSE得点の2点以上低下を認知機能低下(以下CD)有りと定義し、ApoE遺伝子多型E4の有無との関連性を分析した結果、CD無し群に比べて有り群でE4有りの割合が高かったが、これらの間には有意差はみられなかった。ApoE遺伝子多型及び重要な要因を調整した後の歩行機能(最大歩行速度・歩幅)及び栄養関連バイオマーカー(RBC、Alb、HDL-C値)は、CDとの間で概ね線形の関連性がみられた。これらの結果から、ApoE遺伝子は近い将来のCDとは関連せず、歩行機能および栄養状態とCDとの関連に交絡する要因ではないことが示唆された。
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The Journals of Gerontology Medical Science
巻: (in press)
10.1093/Gerona/glt286
日本公衆衛生雑誌
巻: (印刷中)