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2012 年度 実績報告書

デジタル化された地形図の幾何学的性質に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24913001
研究機関早稲田大学

研究代表者

穴田 浩一  早稲田大学, 高等学院, 教員

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2013-03-31
キーワードデジタル標高モデル(DEM) / 地形図の特徴抽出 / 地理情報システム(GIS)
研究概要

デジタル化された地図を様々なデバイス上で3次元表示をする際、表示された立体地図の形状に3次元空間における滑らかな曲線が持っている幾何学的な情報が反映されるとは限らない。また、一般のデジタル画像の圧縮に関する研究の多くは「元の画像からの変化をできるだけ少なくしながら情報を圧縮する」という点を中心に進んでいるが、それらのほとんどは「見た目の変化」のみを比較しているものがほとんどで元の画像データとどの程度変わらないのか、という点に関する数学的な考察は少ない。そうしたなか、本研究は「デジタル化された地図情報から元々の地形の幾何学的性質を出来るだけ正確に得ること」が目的であった。
研究方法として、まずは、本研究において無料で利用できるデジタル標高モデルデータ(DEMデータ)を調査した。その結果、本研究ではアメリカのNASAにより人工衛星を使って計測された標高値(elevation)が記録されているSRTM(Shuttle Radar Topography Mission)と呼ばれるDEMデータを利用することとした。さらに、その標高データから地形図の幾何的性質として典型的な尾根や谷を自動的に抽出する方法を考えた。そして、その研究成果を論文「Algorithms for Ridge and Valley Detection in Terrain Maps」にまとめ、雑誌へ投稿した。(現在査読中)
また、これらと並行して、地形図が元々持っている幾何学的性質を知るための情報を保持したままデータ量を減少させる方法の考察を行った。こちらの方は、まだ地形図のデジタル情報のデータ量減少までは至っていないが、地図上の特定領域の形状を全く変えずにデータ量を減少させる方法を考え、さらにそれを2値画像(白・黒)へ応用した。これらの研究成果のひとつは2013年3月に行われた情報処理学会の全国大会で発表を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 不均一型矩形分割で表現される画像内の図形の移動に伴う矩形数変化2013

    • 著者名/発表者名
      穴田浩一など
    • 学会等名
      情報処理学会
    • 発表場所
      東北大学川内キャンパス
    • 年月日
      2013-03-06

URL: 

公開日: 2014-07-16  

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