研究課題
特別推進研究
既存の装置と比較して数桁性能の良い集積超伝導分光撮像器TIFUUNを開発し、データサイエンス等様々な分野の知見を組み合わせ、広視野輝線強度マッピングの手法を確立しようという独創性の高い研究である。開発装置はチリにある国立天文台が運用するASTE望遠鏡に搭載し、年間3~5か月の専有期間を確保する予定で、研究期間内に十分な観測時間が見込める。近赤外観測や既存のALMA望遠鏡による観測では検出困難な、赤方偏移が4を超える宇宙初期の銀河形成が活発に進んでいた時代に作られていた、ダストに埋もれた暗い銀河の分布性質が初めて明らかになる点で、天文学分野の発展に大きく貢献をすることが期待される。