研究課題
特別推進研究
応募者は、独自に開発した高活性キラルRh触媒を用いた[2+2+2]付加環化反応を鍵とするキラル非平面多環芳香族分子の分野を切り拓いてきた第一人者である。本研究では、応募者のこれまでの顕著な研究実績に基づき、未踏のキラル非平面多環芳香族分子の不斉合成とともに、それらの物性解明や機能創発を目指しており、学術的意義も極めて大きい。本研究の成果は、次世代のナノ炭素材料に必要不可欠な技術であり、合成化学分野や構造有機化学分野のみならず、キラル非平面多環芳香族分子を用いる材料化学分野へも大きな波及効果をもたらすことが期待できる。