波動性の顕在化による電子デバイスの超越動作

2024 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 24H00031
• 研究種目: 基盤研究(S)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 大区分C
• 研究機関: 東京工業大学
• 研究代表者: 鈴木 左文 東京工業大学, 工学院, 准教授 (40550471)
• 研究分担者: 冨士田 誠之 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 准教授 (40432364)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31

学術的意義、期待される成果

本研究は、共鳴トンネルダイオード（RTD）のテラヘルツ領域で現れる波動的性質をフォトニック結晶との結合により制御、顕在化させることで発振周波数のこれまでの限界を打ち破ることを目指しており、テラヘルツ電磁波の光源及びセンサへの応用が期待される。RTDの性能を向上させる増幅機構、外部電磁場との結合などを解明しつつ、電子デバイスと光デバイスの統一的理解を目指すという学術的にも重要な研究である。