レプトンCP対称性の破れの探索を加速する革新的な前置水チェレンコフ検出器の開発

2024 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 24H00237
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
• 研究機関: 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
• 研究代表者: 中平 武 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (30378575)
• 研究分担者: 伊藤 好孝 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 教授 (50272521) ; 多田 將 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (00391706) ; DePerio Patrick 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任助教 (40931572) ; 角野 秀一 東京都立大学, 理学研究科, 教授 (70376698)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31

学術的意義、期待される成果

レプトンセクターのCP対称性の破れは宇宙の物質反物質非対称性を理解するための鍵であると考えられており、これを精密に決定することは学術的に重要である。本研究は上下に移動可能な革新的な前置水チェレンコフ検出器に必要な技術開発を行うもので、これによりハイパーカミオカンデ実験(HK実験)における系統誤差を小さくすることを目標とする。研究計画は具体性があり、必要な技術、設備も整っており確実な成果が期待できる。