氷河流動による長期物質循環と雪氷微生物の氷河暗色化過程の解明

2024 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 24H00260
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
• 研究機関: 千葉大学
• 研究代表者: 竹内 望 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (30353452)
• 研究分担者: 杉山 慎 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (20421951) ; 島田 利元 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 第一宇宙技術部門, 研究開発員 (20813645) ; 的場 澄人 北海道大学, 低温科学研究所, 助教 (30391163) ; 永塚 尚子 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), 副主任研究員 (30733208) ; 大沼 友貴彦 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 第一宇宙技術部門, 宇宙航空プロジェクト研究員 (30800833) ; 植竹 淳 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (40455473) ; 藤田 耕史 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (80303593) ; 瀬川 高弘 山梨大学, 大学院総合研究部, 講師 (90425835)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31

学術的意義、期待される成果

「氷河の融解を促進する雪氷生物の繁殖量の近年の増加の原因を解明する」本研究は、雪氷生物の理解のみならず地球温暖化の将来予測の精度にも貢献する。本研究では、雪氷学、地球化学、微生物学的研究手法を統合することで、近年の氷河の融解スピードの加速（1.3倍から2.0倍）の原因を、数百年から千年スケールの氷河の流動、氷河内部からのダストや栄養塩の供給との関連性から明らかにできると期待される。