| 研究課題/領域番号 |
24K00307
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| 研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
浅見 裕子 学習院大学, 経済学部, 教授 (70327310)
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| 研究分担者 |
米山 正樹 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (00276049)
山田 純平 明治学院大学, 経済学部, 教授 (00407206)
高井 駿 青山学院大学, 会計プロフェッション研究科, 助教 (30910822)
山下 奨 武蔵大学, 経済学部, 教授 (40508446)
羽根 佳祐 成城大学, 経済学部, 准教授 (50636834)
山崎 尚 獨協大学, 経済学部, 准教授 (60732477)
吉野 真治 早稲田大学, 商学学術院(会計研究科), 講師(任期付) (70890961)
鈴木 雅康 東京経済大学, 経営学部, 講師 (70962083)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2029-03-31
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| キーワード | IFRS / 整合性分析 |
| 研究実績の概要 |
本研究の第1の目的は、国際財務報告基準(IFRS)の整合性を明らかにすることにある。国際会計基準審議会(IASB)による「財務報告に関する概念フレームワーク」(概念フレームワーク)に照らして、個別IFRSが整合性を欠く点はなにかを提示する。個別IFRS間のみならず、概念フレームワークと個別IFRSとの関係にも着目することにより、IFRS全体の体系性を評価する。これにより、概念フレームワークがIFRS策定の枠組みとしてどのように機能しているかについても示す。第2の目的は、IASBの財務報告制度の改善に寄与することにある。上記のIFRS整合性分析をふまえて、首尾一貫した財務報告制度の構築のために必要な改善内容を提示する。IFRSの非整合点ならびに概念フレームワークの不備を改善する道筋を示し、どのような修正を施せば体系性を回復できるのか、首尾一貫したIFRS開発のための今後の方向性に対する開発提案を示す。それにより、会計基準研究の発展及び財務報告制度の改善に寄与しうる。 本年度は、まず第1の目的について、概念フレームワークの分析に関しては、先行研究のシステマティックレビュー、IASB資料調査を行い、概念フレームワークの本質的特徴に係る基本論点の抽出作業に取り組んだ。次に、IFRSの分析に関しては、2018年前後以降の公表・修正IFRSと現在進行中のIASBプロジェクトに区分し、前者については、先行研究のシステマティックレビュー、会計基準本文や結論の背景、公開草案、DP、IASBスタッフペーパー等のIASB資料調査を行い、概念FWとの整合性分析の対象となりうる、論点項目の検討との整合性分析の対象となりうる論点を洗い出す作業を進めた。同様に、後者についても、概念フレームワークとの整合性分析の対象となりうる論点項目の検討を開始した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
本研究グループは、2023年度から本研究課題をテーマとする研究会を定期的に開催しており、本研究内容の予備的研究については既に開始している。継続して2024年度においても検証を進めているものの、IFRS(下位ルール)の分析のうち現在進行中のIASBプロジェクトについて、基本財務諸表プロジェクトから着手する予定であったところ、当該プロジェクトはIASBにおいて2024年中に完了し、現在進行中プロジェクトというステータスから2018年以降の公表IFRSというステータスに変更されたため、研究計画を修正する必要が生じた。 そのため、IFRSの分析における現在進行中のIASBプロジェクトについては、当初の計画よりも遅れが生じている状況である。その他の計画については、概ね計画通りに進展している。
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| 今後の研究の推進方策 |
今後も研究計画を大きく修正する必要はなく、微修正は必要であるものの、概ね当初の計画通りに進める見込みである。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
研究計画におけるIFRSに関する分類を修正する必要が生じたため、一部の研究計画を翌年度に移すこととしたことにより次年度使用額が生じた。当該額については、修正された後の計画に則り使用する予定である。
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