| 研究課題/領域番号 |
24K02626
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| 研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
岡田 正弘 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (70416220)
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| 研究分担者 |
松本 卓也 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40324793)
ハラ エミリオ・サトシ 岡山大学, 医歯薬学域, 研究准教授 (40779443)
小笹 良輔 大阪大学, 大学院工学研究科, 助教 (80845347)
高橋 正敏 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (50400255)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| キーワード | 固体接着材 / チタン / 表面処理 / 表面解析 / 軟組織接着性 |
| 研究実績の概要 |
我々は、医療用金属材料として広く用いられるチタンに適切な表面処理を施すことで、生体軟組織がチタンと瞬時に強く接着することを見出した。本研究課題では、金属材料と生体軟組織の接着現象を界面科学的観点から解析し、さらに、軟組織接着性を示す自己接着型医療デバイスへの応用を目指すものである。具体的には、形状を制御して製作したチタンおよびチタン合金に表面処理を施してその表面性状を解析し、さらに、被着体である生体軟組織や合成ゲルの表面性状を解析したうえで接着強さを定量的に評価する。 本年度の検討においては、被着体である生体組織の化学組成や粘弾性といった特性がチタンの接着性に与える影響を検討するために、まず、一種類の生体組織を化学的に処理することで系統的に異なる特性をもたせた被着体の作製を試みた。この際、化学処理した生体組織の組成や粘弾性特性は分光学的分析と走査型プローブ顕微鏡を用いて評価した。また、既報に従って表面処理したチタンを用いて、特性を系統的に変化させた生体組織に対する接着性をせん断接着試験によって定量的に評価した。この結果、特性の異なる生体組織を得るための化学処理条件を明らかとし、また、生体組織の特性変化に伴ってチタンの接着強さが変化することを確認した。さらに、3次元造形技術をもとに自己接着型医療デバイスとして最適な形状をチタンに付与するための予備検討を行った。以上の情報を総合することで、軟組織に対するチタンの接着原理を理解するための知見を得た。なお、以上の検討結果を取りまとめて学会発表ならびに論文発表を行った。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度の検討においては、化学組成や粘弾性といった性質が異なる生体組織を対象として、チタンの接着現象を解析することを目的とした。【研究実績の概要】に記載したとおり、当初の目的を達成したため「(2) おおむね順調に進展している」と自己評価した。
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| 今後の研究の推進方策 |
本年度の検討結果から得られた情報をもとに、形状を制御して製作したチタンを用いて生体組織に対する接着性を評価することで、医療用金属材料の軟組織接着現象について界面科学的観点からの検討をさらに進める予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
今年度に受理された論文の掲載費を確保したが年度内に請求がなかったため。
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