• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2024 年度 実施状況報告書

血小板由来増殖因子修飾ナノ粒子を用いた脳血管障害の新規治療に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24K12225
研究機関九州大学

研究代表者

有村 公一  九州大学, 大学病院, 講師 (00638025)

研究分担者 村田 正治  九州大学, 先端医療オープンイノベーションセンター, 教授 (30304744)
黒木 亮太  九州大学, 医学研究院, 助教 (80570788)
研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2027-03-31
キーワードPDGF-B / nanoparticle / brain infarction / intracerebral hemorrhage / drug delivery system
研究実績の概要

Small heat shock protein16.5による球殻状バイオテンプレートを応用したナノ粒子に、PDGF-BBをキレート結合させ治療用ナノ粒子(PDGF-B NP)を作成した。このナノ粒子を6-0ナイロン糸によるマウス中大脳動脈一時閉塞モデルと自家血注入したマウス脳出血モデルに投与した。
マウス脳梗塞モデルの中大脳動脈再開通直後に蛍光標識したPDGF-B NPを投与すると、IVISで脳梗塞巣および周囲に1週間後までNPが集積・滞留することが確認できた。他の臓器には肝臓に軽度のPDGF-B NPの集積を認めたものの、その他の臓器には集積を認めなかった。脳梗塞体積をMRIおよびMAP2染色で評価すると、PDGF-Bを修飾していない野生型NPと比較して、PDGF-B NP投与群で、day3の脳梗塞体積が有意に減少していることが確認できた。また、Cylinder testで運動機能を評価すると、PDGF-B NP投与群で運動機能の優位な改善が認められた。
マウス脳出血モデルにおいてもPDGF-B NPが出血巣およびその周囲に集積し、Cylinder testで運動機能の回復が認められた。Evans blueで出血巣における血管透過性を評価すると、PDGF-B NP群でEvans blueの血管外漏出の有意な減少を認めた。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

今のところは研究が計画書通りに順調に進行している。

今後の研究の推進方策

マウス脳梗塞モデルにおいてはPDGF-B NP投与による脳梗塞体積の減少および運動機能の改善の詳細なメカニズムを検討する。具体的には、PDGF-B NPによってどの細胞が活性化しているか、またどのようなシグナルが活性化され臨床症状の改善に寄与しているかを、RNA seqにより網羅的に解析し、その結果に基づいて免疫染色やウエスタンブロット、ELISAなどによりタンパクレベルで評価していく。
マウス脳出血モデルにおいてはPDGF-B NP投与により血管外漏出が抑制されていることが症状の改善につながっていることが予想されるため、blood-brain barrier構成タンパクの解析や電子顕微鏡による形態学的変化について解析を進めていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 急性期脳卒中へのPDGF-B ナノ粒子による新規治療法2024

    • 著者名/発表者名
      辛島聡志、有村公一、髙岸創、小栁侑也、楢原佐由子、村田正治、吉本幸司
    • 学会等名
      第24回日本分子脳神経外科学会(シンポジウム)

URL: 

公開日: 2025-12-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi