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2024 年度 実施状況報告書

勤務特性に応じた行動目標設定ツールを用いたICT減量支援プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24K14039
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

尾崎 伊都子  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (00347395)

研究分担者 西嶋 真理子  愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50403803)
雑子 侑里  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 助教 (60886208)
研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2028-03-31
キーワード勤労者 / 勤務特性 / 生活習慣 / 保健指導
研究実績の概要

本研究の目的は、勤務特性に応じた行動目標設定ツールを用いたICT減量支援プログラムを開発することである。R6年度は、プログラム開発に向けて、勤労者を対象に勤務形態と肥満につながる生活習慣との関連を明らかにするための質問紙調査に取り組んだ。
本調査に先立ち、インターネット調査会社を通して勤労者を対象としたプレ調査を行い、職種と生活習慣との関連を検討した。その結果、食習慣に関しては、「管理職、研究・技術職等」に比べて、「製造、配送・輸送、建築等」「医療、保育・教育職等」では、「食べる速度」「朝食の欠食」「就寝時間前2時間以内の食事」「脂の多い肉を好んで食べる」で好ましい生活習慣の者が有意に多く、「販売・営業、サービス職」では「バランスの良い食事を1日2回以上」で好ましくない生活習慣の者が有意に多かった。運動習慣に関しては、「管理職、研究・技術職」に比べて、「製造、配送・輸送、建築」「販売・営業、サービス職」「医療、保育・教育職」では、「1日の座位時間5時間以上」の者が有意に少なかった。飲酒習慣に関しては、「管理職、研究・技術職」に比べて「医療、保育・教育職」では、「週5日以上飲酒」の者が有意に少なく、「事務職」では「1日の飲酒量2合以上」の者が有意に少なかった。これらの結果から職種と生活習慣にどのような関連があるかが傾向を確認することができた。一方、対象者に交代勤務の者が少なく、交代勤務と生活習慣との関連を明らかにすることができなかった。プレ調査の結果に基づき、勤務特性のカテゴリー化、生活習慣項目について再検討を行い、本調査の質問紙を作成した。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

本調査に先立ちプレ調査を行い、調査項目や対象の選定方法の検討に時間をかけたため、本調査の実施が遅れている。

今後の研究の推進方策

研究フィールドである協会けんぽA支部と打ち合わせを行い、勤務特性と生活習慣との関連を明確化できるよう、事業所の業種の選定方針、調査対象者の選定基準を明確化した。また、調査の回収率を高めるための、調査方法についても検討し、インターネット調査を行うこととした。現在、調査依頼を行う事業所の選定、インターネット調査画面の作成を行っている。具体的な調査計画を以下に示す。
【対象者】対象とする事業所は、日本の事業所で多い業種であり、多くの職種、交代勤務の従業員が働く製造業の事業所とする。対象者は、18歳以上の男女の労働者3,000名とする。
【調査方法】協力事業所のすべての従業員に調査を依頼する文書を配布してもらい、研究への協力の同意が得られた場合には、インターネット調査に回答してもらう。調査内容は、基本属性(性、年齢、配偶者、学歴)、労働生活(職種、主な仕事の内容・強度、交代勤務の有無)、健康状態(身長、体重、治療中の疾患)、生活習慣(身体活動、食事、飲酒)等とする。
【分析方法】勤務特性は4つの勤務形態カテゴリーに分類する。勤務形態カテゴリーと各生活習慣項目との関連をロジスティック回帰分析により分析し、勤務形態ごとに肥満につながりやすい生活習慣の特徴を整理する。
【減量支援プログラムの作成】これらの結果を踏まえて、勤務特性を踏まえた減量支援プロググラムのツールを作成する。この際、実用性が高く効果的なツールとなるよう、保健指導に従事する協会けんぽA支部の保健医療専門職にヒアリングを行い反映させる。

次年度使用額が生じた理由

インターネットによる質問紙調査が次年度にずれこんだことにより、インターネット調査サーバ使用料や調査に係る打ち合わせ、旅費、謝金などの費用が次年度使用となったため。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2025 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Factors Related to mHealth App Use Among Japanese Workers: Cross-Sectional Survey2024

    • 著者名/発表者名
      Ozaki Itsuko、Nishijima Mariko、Shibata Eiji、Zako Yuri、Chiang Chifa
    • 雑誌名

      JMIR Human Factors

      巻: 11 ページ: e54673~e54673

    • DOI

      10.2196/54673

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 中小企業における職場環境づくりを併用したICT減量支援プログラムの効果-非ランダム化比較試験-2025

    • 著者名/発表者名
      尾﨑伊都子, 西嶋真理子, 岩永直美
    • 学会等名
      第13回日本公衆衛生看護学会学術集会
  • [学会発表] 中小企業における職場環境づくり支援プログラムの効果の検討2025

    • 著者名/発表者名
      西嶋真理子, 尾﨑伊都子, 岩永直美
    • 学会等名
      第13回日本公衆衛生看護学会学術集会

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公開日: 2025-12-26  

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