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2024 年度 実施状況報告書

地域資源管理におけるエンゲージメントの特性と向上手法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 24K17978
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

柴崎 浩平  兵庫県立大学, 環境人間学部, 助教 (60822046)

研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2027-03-31
キーワード地域資源管理 / エンゲージメント / 水利組織 / 組織開発 / 人材育成 / ため池
研究実績の概要

本研究では,集落住民で構成される地域組織(水利組織)によって管理されてきた,ため池を中心とする農村共有資源に着目し,資源管理を担う人材を確保・育成に資する手法を構築している。なかでも,水利組織のエンゲージメントに着目した研究をおこなっている。
本年度は,水利組織の人材確保・育成に関する定量的・定性的調査,エンゲージメントに関する概念整理,アクションリサーチに向けた準備をおこなった。
水利組織の人材確保・育成に関する定量的・定性的調査は以下の2つである。①水利組織の人材確保状況を把握するために,アンケート調査データを分析した。調査対象地は兵庫県東播磨地域であり,アンケートデータは14の水利組織から取集され,サンプル数は164であった。当該データをもとに,個人・組織が有する作業能力の傾向を明らかにした。本研究は学術論文として投稿中である。②ため池管理における次世代のリーダーを育成していくために,優秀なリーダーがどのように育成されてきたかをインタビュー調査より明らかにした。対象者は兵庫県東播磨地域の水利組織の代表者5名である。本研究は第74回地域農林経済学会大会で発表し,現在投稿中である。
エンゲージメントについては,企業を対象とした人材・組織開発の分野における研究蓄積を整理した。また,資源管理分野において適応するにあたっての留意点を整理するため,水利組織への参与観察および事前のインタビュー調査をおこない,分析枠組みの整理をおこなった。
アクションリサーチに向けた準備としては,仮説的なモデルの構築に向けた準備,およびそれに沿った実践を進めるための準備として,実践フィールドの検討・選定,水利組織を対象とした実験的なワークショップの実施,映像・写真・ヒアリングデータ収集などをおこなった。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

水利組織の人材確保・育成に関する定量的・定性的調査を重ねて,水利組織ごとの傾向や特性を把握できつつある。一方で,エンゲージメントに関しては概念整理や事例分析は進みつつあるものの,定量的把握に向けた準備は若干遅れている。また,アクションリサーチに関しては,仮説的なモデルの構築までは至っておらず,若干の遅れがみられる。

今後の研究の推進方策

本年度は,定量的・定性的調査の設計・実施・分析に予定より時間を要したため,旅費および人件費・謝金の執行額が少なくなった。次年度は,複数地域での調査も予定しており,繰越分は調査旅費として,またアクションリサーチ実施に関する人件費・謝金として執行予定である。

次年度使用額が生じた理由

本年度は,定量的・定性的調査の設計・実施・分析,および水利組織を対象とした実験的なワークショップを実施したため,予定より物品費が多くなり,旅費および人件費・謝金の執行額が少なくなった。次年度は、複数地域での調査も予定しており、繰越分は調査旅費として,またアクションリサーチ実施に関する人件費・謝金として執行予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ため池管理組織リーダーへの階梯2024

    • 著者名/発表者名
      佐々木太一, 中塚雅也, 柴崎浩平
    • 学会等名
      第74回地域農林経済学会大会

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公開日: 2025-12-26  

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