| 研究課題/領域番号 |
24K23120
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| 研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
阿部 透 新潟大学, 医歯学系, 助教 (11005985)
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| 研究期間 (年度) |
2024-07-31 – 2026-03-31
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| キーワード | 結核菌 / 二次代謝 / 生合成 |
| 研究実績の概要 |
全人類の約1/3に休眠した結核菌が潜伏感染している。休眠した結核菌は既存薬剤での治療に耐えることから、結核の根絶を困難にする元凶であるが、休眠菌への薬剤標的となる代謝 経路は明らかにされていない。一方、興味深いことに、休眠菌が存在する結核菌のバイオフィルムでは、一次代謝産物の機能を二次代謝産物が代替している。 本研究課題は、結核菌の難治性の要因となっている休眠菌における二次代謝を解析し、休眠菌の生存に必須な機能を担う二次代謝産物が存在することを証明することを目的としている。これにより、その生合成を標的とした、休眠菌に有効な革新的薬剤開発への足掛かりを提示することを目指している。 本年度は、結核菌の休眠誘導系の構築し、休眠株の二次代謝産生能を解析することを目的とした。いくつかの休眠誘導法が報告されているが、再現性等の観点から所属研究室にて報告された休眠誘導タンパク質MDP1を用いた休眠誘導系の構築を試みた。MDP1を大腸菌-抗酸菌シャトルベクターの誘導性プロモーターの制御下に導入することで、MDP1の誘導発現プラスミドを作製した。これを結核菌弱毒株に導入し、当タンパク質の誘導発現を試みたところ、誘導試薬が菌株の増殖に毒性を示したことににより、休眠状態を評価できないことが判明した。そこで、既報の低酸素培養などの休眠誘導法により休眠株を作製することとし、現在休眠状態の評価及び二次代謝産物産生の解析を行っている。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
当初予定していた休眠誘導系の構築が難航したため。
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| 今後の研究の推進方策 |
既報の休眠誘導法に加え、種々の誘導プロモーターを検討することで休眠誘導タンパク質による休眠誘導系の構築を試みる。その後、HPLCやMSにより休眠株に特徴的な二次代謝産物を探索する。トランスクリプトーム解析と合わせて、休眠株に特徴的な二次代謝産物の化学構造および生合成経路の同定を行う。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
トランスクリプトーム解析等の比較的多くの支出を見込んでいた解析を本年度に計画していたが、研究方針の見直しにより次年度に行うこととしたため。
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