| 研究課題/領域番号 |
24K23740
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| 研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
依田 智未 千葉大学, 大学院看護学研究院, 特任助教 (71000163)
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| 研究期間 (年度) |
2024-07-31 – 2026-03-31
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| キーワード | 集中治療室 / 意思疎通困難 / その人らしさ / パートナーシップ / 患者-看護師関係 |
| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、博士論文研究を通じて開発した『意思疎通が困難な集中治療室(Intensive Care Unit:以下、ICU)患者のその人らしさを支え続けるケア指針』において、患者・家族が活用する部分の実現可能性を検証し、患者と患者を支える家族の状態に即した内容に修正することである。そして、ICU看護師と患者・家族のパートナーシップを考慮したケア指針へ精練することも目的としている。 したがって、本研究は、《研究Ⅰ-1:ICU退室患者と家族による実現可能性の評価》、《研究Ⅰ-2:ICU在室患者と家族による実現可能性の評価》、《研究Ⅱ:ICU看護師-患者・家族間のパートナーシップを考慮したケア指針への精練》にて構成している。 研究初年度である本年度は、《研究Ⅰ-1:ICU退室患者と家族による実現可能性の評価》を開始し、一般病棟で療養中の患者15名、家族1名に対して記録調査・質問紙調査・面接調査を実施した。記録調査では、電子カルテより患者と家族の基礎情報やICUでの経過等を収集した。質問紙では、ケア指針の6つの骨子に結び付く各項目のICUでの実施度と項目の理解のしやすさを調査した。面接は半構造化面接とし、質問紙での回答の詳細をICUでの体験を踏まえながら聴取した。《研究Ⅰ-1》は現在も継続中であるため、10名程度の患者の協力が得られ次第、妥当性と実用可能性の観点から実現可能性を評価する。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
2024年度に予定していた《研究Ⅰ-1》は、応募時点では研究開始が可能な状態であった。しかし、研究対象施設における倫理審査申請方法の変更に伴い、改めて倫理審査申請を行う必要が生じた。そのため、研究対象施設への再説明、研究協力者の確保ならびに研究倫理教育(eAPRIN)の受講といった準備作業が新たに発生し、研究開始までに時間を要した。 研究開始後は、研究対象病棟の管理者と密に連絡をとり、研究対象者のリクルートを実施した。しかし、研究協力が可能な対象者が当初の見込みより少なく、進捗へ影響を及ぼした。
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| 今後の研究の推進方策 |
2025年度は、《研究Ⅰ-1:ICU退室患者と家族による実現可能性の評価》を完了させ、ICU患者と家族の状態に即したケア指針に精練させる。同時に、《研究Ⅰ-2:ICU在室患者と家族による実現可能性の評価》の実施に向けて、研究対象施設への説明等の倫理審査申請の準備を進め、円滑に《研究Ⅰ-1》から《研究Ⅰ-2》へ移行できるよう整えていく。《研究Ⅰ-2》においては、人工呼吸器装着等にて発語による意思疎通は困難だが、頷きや筆談等で疎通を図ることが可能であるICU患者と家族を対象に、記録調査・質問紙調査・面接調査を実施する。 以上を踏まえ、《研究Ⅱ:ICU看護師-患者・家族間のパートナーシップを考慮したケア指針への精練》として、研究者の博士論文でのICU看護師による実現可能性の検証結果ならびに、《研究Ⅰ-1》と《研究Ⅰ-2》の検証結果を照合して、臨床応用が可能なケア指針へ精練する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
研究進捗がやや遅れていることに伴い、《研究Ⅰ-1:ICU退室患者と家族による実現可能性の評価》は、現在も調査を継続している。そのため、質問紙の印刷費、研究対象者への謝礼、分析のための費用を次年度に使うことが見込まれ、繰り越しに至った。繰り越しとなった助成金は、《研究Ⅰ-1》の費用として、次年度に使用する。
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