研究課題
エアロゾル自動計測器によるエアロゾル組成情報をもとに、開発したライダーデータ処理アルゴリズムの推定精度の検証を進めた。ライダーデータ処理アルゴリズムによる福岡、富山、沖縄の 3 地点の測定データの解析を更に進め、モデル同化に適したデータセットを構築し、エアロゾルの高濃度イベントの抽出(黄砂飛来、大気汚染粒子の滞留、海塩粒子の移流など)とそのイベント毎の光学特性のモデル化を作成した。ライダー観測と化学輸送モデルを結びつける観測オペレータを完成した。観測オペレータでは、化学輸送モデルのシミュレーション結果から、多波長ラマンライダーと同じエアロゾル消散係数 (2 波長)、後方散乱係数 (3 波長)、 2 偏光解消度の計 7 チャンネルの情報を再現した。エアロゾル成分毎の同化実験に先駆けて、黄砂計測に絞った解析と同化実験を取りまとめた。MODIS、 ADNET 2波長地上ライダーも含めたさまざまなデータを活用した黄砂同化システムを構築した。観測データを同化することで黄砂発生に関わるソース関数を最適化し、2015年春の大規模黄砂イベントを対象に黄砂発生域と下流域において様々な観測データを用いた検証を行い、同化結果の妥当性を確認し、研究成果を3編の学術論文として発表した。黄砂同化システムをエアロゾル成分毎に拡張し、衛星観測結果を用いた同化再解析を行った。再解析では、モデル結果と観測結果の精度を確認しながら、同化システムを多成分同時同化システムに拡張し、エアロゾル再解析データセットとして構築・ホームページ上に公開し、エアロゾル再解析結果は学術論文として発表した。平成29年10月に富山大学でワークショップ「Workshop on Aerosol Observation and its Impact in East and Southeast Asia」を開催した。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (26件) (うち国際共著 20件、 査読あり 22件、 オープンアクセス 16件) 学会発表 (31件) (うち国際学会 6件、 招待講演 2件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
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