研究課題
基盤研究(A)
近年,画像による物体認識が盛んに研究されており,実用化の期待も高い.従来の物体認識では,物体の輝度パターンを統計的に学習することで,異なる物体の見かけの違いを物体の違いとして判断していた.しかしながら,日常にはガラスやプラスチックで作られた透明物体があふれている.従来の画像認識では,背景による影響から透明物体の認識は不可能で,そのような物体は例外として扱われていた.本研究では,透明物体を画像により認識する問題に取り組んだ.LF画像を入力として用い,透明物体の屈折により生じる光線空間の歪みを特徴量とするLFD特徴を提案した.このLFDを用いて透明物体の識別やセグメンテーションを可能とした.
コンピュテーショナルフォトグラフィ