研究分担者 |
上田 佳代 独立行政法人国立環境研究所, その他部局等, 研究員 (60444717)
岸川 禮子 独立行政法人国立病院機構福岡病院(臨床研究部), その他部局等, 准教授 (50450945)
嵐谷 奎一 産業医科大学, その他部局等, 名誉教授 (10141748)
鵜野 伊津志 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (70142099)
清水 厚 独立行政法人国立環境研究所, その他部局等, 研究員 (90332238)
下原 孝章 福岡県保健環境研究所, その他部局等, その他 (00446858)
山本 重一 福岡県保健環境研究所, その他部局等, 研究員 (60446862)
吉田 成一 大分県立看護科学大学, 看護学部, 准教授 (40360060)
定金 香里 大分県立看護科学大学, 看護学部, 助教 (20322381)
吉田 安宏 産業医科大学, 医学部, 准教授 (10309958)
三村 達哉 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (70463867)
藤本 正典 福岡市保健環境研究所, その他部局等, その他 (10646350)
木下 誠 福岡市保健環境研究所, その他部局等, その他 (30647079)
小川 貴史 福岡市保健環境研究所, その他部局等, その他 (60713758)
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今後の研究の推進方策 |
PM2.5による生体影響に関しては、炎症反応やアレルギーの増悪がPM2.5粒子に付着したLPSや化学物質(タール成分)から生ずる活性酸素による可能性が高いため、実験研究ではLPS阻害剤のPolymixin Bや活性酸素阻害剤を用いて、どれだけ炎症やアレルギー反応が抑えられるかを、卵白アルブミンを用いたマウス喘息モデルやスギ花粉を用いたアレルギー性結膜炎モデル、脾臓の免疫担当細胞を用いて調べ、その増悪メカニズムを調べる予定である。疫学調査に関しては小学校高学年1,500人を対象に本格調査を実施する予定である。ベースライン調査後、1か月程度の症状日記を記録する。症状記録に同期してPM2.5, Ox, NO2, SO2濃度の経日的な連続測定とライダーによる大気汚染粒子(PM2.5)の曝露量の日データ等の疫学調査の曝露指標を作成し、症状との関連性を調査する予定である。また、今年、3月~5月に福岡市内の医療機関において、呼吸器疾患の治療のために通院している患者を対象とし、煙霧発生時における呼吸器症状記録、治療薬の増減、症状の増悪や予防行動の有無等を調査する予定である。
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