研究課題
これまでに開発した子音強調の技術を用いて最適な条件を探るプログラムを完成させ、この技術の効果を実証するために連携先での実験を始めた。モザイク音声においては、昨年英語をモザイク音声にしたものを英語母語話者に、日本語をモザイク音声にしたものを日本語母語話者に聴かせた場合、明瞭度が同等になる時間幅が異なっていたため、今年度テキストの難易度を見直した上で実験を行った。音声圧縮における圧縮パラメータの最適化を行った。加えて、周波数帯域の時間反転が音声明瞭度に与える影響を明らかにした。高い音声明瞭度を有する音の特徴を明らかにした。また、局部時間反転音声の知覚についての研究,および局部時間反転音声を用いた無関連音効果(視覚呈示された短期記憶による系列再生課題に,無関連音が及ぼす妨害効果)についての研究を進めた。これは雑音下での音声の聞こえを知ることにもつながる研究である。脳科学においては、昨年度に引き続いて、健常人を対象として、視覚・聴覚・体性感覚モダリティーにおける心理課題の負荷とその遂行中の脳活動を計測した。主な研究成果として、痛みの共感時には、運動感覚野および痛み情動関連域で脳の神経振動が周波数特異的に変化すること、聴覚の時間縮小錯覚課題を用いると、脳の中の時計が右半球にあり、側頭頂接合部、下側頭回が重要であること、聴覚の半球側方性は、刺激の時間的・周波数異存的に変化すること、などが挙げられる。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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