研究課題
基盤研究(A)
研究成果の概要(和文):本基盤研究Aでは、1)マイクロドメインに結合することによって生体膜における情報伝達機能を改変することのできる化合物を再発見し、2)ケミカルバイオロジーの領域を生体膜に拡張すると同時に、脂質研究に有用な小分子プローブを世に送り出すことを目的とし、3年間研究を実施した。その結果、すでに26件の学術論文を発表したように、当初の目標をおおよそ達成することができた。例えば、国内研究機関との共同研究により、ステロール認識する環状ペプチド・セオネラミドAの脂質膜上における作用を解明し、アンフィジノール3やアンフォテリシンBが有するステロール認識機構についても顕著な進捗を達成した。
ケミカルバオロジー