海賊史観から交易を検討する：国際法と密貿易―海賊商品流通の学際的・文明史的研究

2015 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25244011
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 芸術一般
• 研究機関: 国際日本文化研究センター
• 研究代表者: 稲賀 繁美 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (40203195)
• 研究分担者: 藤原 貞朗 茨城大学, 人文学部, 教授 (50324728) ; 呉 孟晋 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部列品管理室, 研究員 (50567922) ; 橋本 順光 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (80334613) ; 鞍田 崇 明治大学, 理工学部, 専任准教授 (80469618) ; 大西 宏志 京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (90351361) ; 劉 建輝 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (00321620) ; 山田 奨治 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (20248751) ; 瀧井 一博 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (80273514) ; 榎本 渉 国際日本文化研究センター, 研究部, 准教授 (60361630) ; クレインス フレデリック 国際日本文化研究センター, 研究部, 准教授 (90370139)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• キーワード: 海賊 / 偽造 / 模造 / 贋作 / 密貿易 / 国際法

研究成果の概要

昨今の情報革命・流通革命は、サイバー環境におけるハッキングや複製権侵害、海賊商法の横行のみならず「海賊党」の宣言がなされる時勢を迎えている。これは、一面では、現在の技術革新に法体系が追いつかない状況を反映しているが、また他面では、ここ500年の世界史を踏まえた正義観や国際秩序が崩壊を遂げようとしている前兆に他なるまい。本研究では、あらたな秩序と反秩序との関係を模索した。具体的な提言は、刊行を予定する日本語の論文集および英文での会議報告書により公開される。

自由記述の分野

文化交渉史