研究課題
平成28年度は、高層ビルや免震住宅を中心に建物の強震記録の分析を実施した。これに加え、平成25年度以降に継続的に実施した地盤-建物系の地震観測記録の分析を行った。特に、平成28年4月1日に発生した三重県南東沖の地震については、中京地域の自治体・企業の強震記録を多数収集した。この地震は、南海トラフ巨大地震の震源域で発生した類似のメカニズムの地震であり、今回得られた強震記録は、将来の南海トラフ巨大地震による地震動を予測するうえで極めて重要である。これらをもとに、長周期地震動に対する高層・免震建物の地震時挙動を明らかにするとともに、それを再現できる地震応答解析モデルを実現した。また、平成27年度に導入したクローラー型振動台の開発を継続し、完成させた。あわせて、バーチャルリアリティ技術を活用した視聴覚地震時体感環境を3次元立体環境で実現し、クローラー型振動台と組み合わせて、地震時の建物応答をリアルに再現できる擬似体験環境を実現した。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 3件)
計測自動制御学会論文集
巻: 53 ページ: 99-101
10.9746/sicetr.53.99
Soil Dynamics and Earthquake Engineering
巻: 90 ページ: 128-137
10.1016/j.soildyn.2016.08.030
Journal of disaster research
巻: 11 ページ: 857-869
10.20965/jdr.2016.p0857
日本建築学会構造系論文集
巻: 81 ページ: 1647-1656
10.3130/aijs.81.1647
日本地震工学会論文集
巻: 16 ページ: 46-66
10.5610/jaee.16.9_46
災害情報
巻: 14 ページ: 83-96