研究概要 |
本研究の目的は、独自の探索システムを用い、多種の固形がんにおいて、新しいチロシンキナーゼ(TK)融合遺伝子を同定することにある。TK融合遺伝子は多くの場合がんの第一義的病因であり、多くの阻害剤が存在または開発中であるので、その発見はがんの診断および治療の革新的進歩に直結する。 現在、肺癌(1,500例)、乳癌(400例)、卵巣・子宮癌(1,500例)、大腸癌(1,500例)、腎癌(400例)などにおいてFISHスクリーニングが進行中である。またH25年度には新たに膵癌、頭頸部癌における検索を開始した。 成果として、4種の新たな融合遺伝子を同定した。
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