研究課題
基盤研究(A)
極性の獲得とその維持はそれに基づく生体の生理機能維持のために重要であり、Par遺伝子群を代表とする多数の極性制御因子の研究が進んでいる。本研究では、極性因子下流のシグナル伝達経路に多数存在するプロテインキナーゼの基質探索とその生理機能の解明を行った。独自に開発したキナーゼ特異的基質の探索法により多数の極性関連キナーゼの基質候補を得た。また、得られた基質のリン酸化について極性形成過程における時間空間的なプロファイリング、機能抑制型もしくはリン酸化部位の変異体等を用いた生理機能の解析を行い、神経軸索決定機構、細胞移動制御機構における極性関連キナーゼとその基質の役割を明らかにした。
生物学