葉緑体NDHは、NAD(P)Hではなく、フェレドキシンから電子を受け取る。NdhSタンパク質は、SH3ドメインに正の表面電化をもち、負の電化をもつフェレドキシンとの静電的結合に寄与する。シロイヌナズナにおいて、NDHは、PSIサイクリック電子伝達を駆動し、プロトン駆動力の形成に寄与する。NDHは、PSIと超複合体を形成するが、その際、Lhca5とLhca6は、リンカーとして機能する。Lhca6は、Lhca2より分岐したが、両者のキメラタンパク質の解析から、リンカーとしての機能に関わる領域を特定した。また、NDH複合体のアセンブリに関わる、CRR3、CRR9タンパク質の機能について情報を得た。
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