研究成果の概要 |
酵母Saccharomyces cerevisiaeにおいて、Dre2がTah18依存的なNO合成を阻害すること、酸化ストレスに応答して、Dre2がTah18との複合体から解離することを見出し、Dre2によるNO合成の制御機構を提唱した。また、NOは高温ストレス耐性に寄与する一方で、高濃度の過酸化水素存在下で細胞死を誘導することから、二面性(細胞保護・細胞毒性)が示唆された。さらに、病原真菌(Candida glabrata, Cryptococcus neoformans, Aspergillus fumigatus)において、NOと増殖・感染・病原性との関連を示唆する結果を得た。
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