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2015 年度 研究成果報告書

肥満と肝臓疾患:NASHの病態解明を目指して

研究課題

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研究課題/領域番号 25253056
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関東京大学

研究代表者

宮崎 徹  東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30396270)

連携研究者 新井 郷子  東京大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (60422276)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードNASH / 脂肪肝 / 肝癌 / AIM / 生活習慣病
研究成果の概要

NASHは、脂肪肝から肝硬変、肝癌に進行する病態を示す。AIMはマクロファージが産生する血中タンパク質であるが、我々は、高脂肪食負荷による脂肪肝形成を経て、AIM欠損マウスにのみ顕著な肝癌が形成されることを確認し、AIMのNASH肝癌抑制機能を見出した。AIMは脂肪細胞と同様に肝細胞に取り込まれ、中性脂肪の蓄積を抑えることから脂肪肝の亢進を抑えるが、その後の炎症や線維化の程度には影響しないことから、AIMの作用は細胞の癌化の抑制ではなく、癌化した細胞を除去であることを示した。すなわち、AIMは癌細胞特異的に細胞表面に蓄積することで補体系の活性化を促し、癌細胞に細胞死を誘導する可能性が示された。

自由記述の分野

疾患生命科学

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公開日: 2017-05-10  

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