研究課題
基盤研究(A)
変形性関節症のメカニズムを遺伝子のレベルで研究し、その中で、Notchシグナル、NF-kappaBシグナルという2つのシグナル経路が大きく関わっていることを明らかにした。Notchシグナルでは、Jag1-Notch-Hes1という経路が最も重要であり、これらを遮断することでマウスの変形性関節症の進行を抑制することができた。NF-kappaBシグナルでは、NF-kappaBを完全に遮断してしまうと軟骨細胞は死んでしまい、変形性関節症が促進されてしまうが、NF-kappaBを半分程度に抑制すると変形性関節症は抑制された。これらから、NF-kappaBの適度な活性制御が重要であることが分かった。
整形外科学