研究課題
基盤研究(A)
歯髄細胞の多分化能を調べた結果以下の結論が得られた。1歯髄組織(歯の神経がある組織)に存在するいろいろな組織に分化する細胞を利用して、もう一度歯髄組織を再生する方法を見出した。2 ヒトのES細胞から歯髄細胞を分化させ、これを歯髄の再生療法に応用する方法を確立した。3 新たな歯髄保護(虫歯や歯周病で歯の神経が失われないように保護する方法)法のために、機能性ガラス(いろいろな活性物質を放出できる小さなガラスビーズ)や魚のコラーゲンを応用して象牙質形成(歯の大部分を構成する硬い組織)を促進させる方法を確立した。これらの結果は、歯の保存するために大切な歯髄保護と歯髄再生療法の発展に寄与するものである。
保存治療学