3 大ピラミッドの前調査により、トップ集団の精神文化と儀礼的行動の痕跡であるモニュメント建築や埋葬について大量のデータを得たが、その集団の実体と政治体制が不明瞭であった。そのため公的業務‐生活空間である「石柱の広場」の総合調査を開始した。航空レーザ3D測量により古代都市全域と周辺区域の130㎞2の地図を作成、さらに長期発掘調査始動のため、トレンチ発掘を行った。予測した以上の成果(マヤ王族との直接の関係を示唆するマヤ壁画の破片など)が得られたため、今後も愛知県立大学、メキシコ国立研究所、アリゾナ州立大学、ボストン大学、ハーバード大学等との国際大型プロジェクトとして発掘調査を行う予定。
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