研究課題/領域番号 |
25257105
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
渡邊 啓貴 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (80150100)
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研究分担者 |
森井 裕一 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00284935)
福田 耕治 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (20165286)
松隈 潤 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (50248465)
佐々木 卓也 立教大学, 法学部, 教授 (60202090)
坂井 一成 神戸大学, その他の研究科, 教授 (60313350)
羽場 久美子 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70147007)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 安全保障 / 戦略 / 文化 / EU / 危機管理活動 |
研究実績の概要 |
2年度は参加者全員の共通目標として、以下についての理解と認識を共有した。 EUのガバナンスの背景にある文化的要素についての発表会を2回、内々で行った。学内で文化外交のテーマに則した会合を実施した。 ウクライナ問題に関して、分担者以外の研究者を集めてシンポジウムを開催したが、多数の人が集まった。 渡邊、羽場は済州島で8月に開催された「アジア共同体」をテーマとするコンベンション、渡邊はUNESCOで開催された世界歴史家会議での「第一次世界大戦」をめぐるシンポジウムで外交における文化的要素の重要性について発表した。福田はじめその他の分担者も海外での学会などで報告した。 2つの2日間にわたる国際関係史学会、日仏知的交流「グローバルプレイヤーとしての日仏協力」シンポジウムはいずれも大成功であり、分担者の多くが参加した。分担者の一部が参加する「世界からみたアジア共同体」(渡邊啓貴編、芦書房)を出版した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2年度目になるので、分担者はそれぞれのリサーチに集中した。同時にアジアの共同体との比較を多角的に進める作業を行い、分担者の一部を加えて、「世界から見たアジア共同体」を出版した。 また、ウクライナ問題をめぐってEUの対応について大きなシンポジウムを開催した。EUの文化的、社会的つながりがロシアへの対応に大きな影響を与えていることは自明である。 また、日仏知的交流のプロジェクトにも参加し、国際交流基金、日仏会館、日本国際問題研究所などと共催して、「グローバルプレイヤーとしての日仏協力」シンポジウム企画を行い、100名規模の会合となった。 「フランスのテロ」に関するシンポジウムを2月に行ったが、これも多くの観衆を集めることができた。 分担者だけの会合は今年は3度ほどしか開催しなかったが、日頃の情報交換は出来ており、各自それぞれのリサーチは進んでいるので、次年度はその発表の機会を多く持ちたい。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画3年目にあたる本年は、研究ネットワークの拡充を務めるとともに、少しずつアウトプットを出していきたいと思っている。具体的には公開発表会を企画している。 今年度末までに、安全保障文化に関する共著書を出版すること。また、研究会の回数を増やし、研究の大枠組の確認と、議論の細部についてさらに議論していく。 各分担者は、今年も、福田は欧州委員会に、佐々木は米国のジョージ・ワシントン大学、羽場は欧州委員会とハンガリー、坂井はフランス、松隈はスイス、フランスの国際機関、渡邊はフランス・米国などを訪問地とする。 さらに渡邊、羽場は中国で行われる国際関係史学会の世界大会にも出席予定で、そこで本プロジェクトに沿ったテーマの報告をするとともに、中国でのネットワークを拡大したいと思っている。
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