研究課題
基盤研究(A)
本研究では、様々な配偶システムを現生種に見ることの出来るアオサ藻綱の海産緑藻に着目し、系統関係を考慮した種間比較を行って、Parker, Baker & Smithの理論を検証した。 その結果、この理論が予測したように、異型配偶の進化に伴って、雄性配偶子には効率的な接合のために小型化が求められ、雌性配偶子には接合子に初期発生を安全に行うために必要な資源を供給することが求められるため雌雄の配偶子のサイズに分断性淘汰が起きたことを支持する証拠が得られた。
進化生態学