研究分担者 |
河瀬 眞琴 筑波大学, 生命環境系, 教授 (00192550)
奥泉 久人 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 遺伝資源センター, 上級研究員 (20370645)
吉岡 洋輔 筑波大学, 生命環境系, 助教 (50462528)
松井 健一 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (50505443)
香坂 玲 金沢大学, 人間科学系, 准教授 (50509338)
Matthews Peter 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 教授 (70281590)
山本 伸一 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 遺伝資源センター, 上級研究員 (70370690)
入江 憲治 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (90408659)
西川 芳昭 龍谷大学, 経済学部, 教授 (80290641)
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研究実績の概要 |
下記i)-v)を実施とりまとめた. i) 西アジアまでの拡大アジア圏の僻地・少数民族地域での作物遺伝資源の保全・利用動態の現状の情報の収集・整理; ii)政治的・地理的隔離があり国家の権力や支援が及ばない地域でも低投資で成立している自給作物栽培体系の変化についてミャンマー等現地調査例構築; iii)国内研究集会を開催し僻地・少数民族地域での持続性維持と開発協力の調和への提要のとりまとめ; iv)遺伝資源の国際利用の可能性の検討,辺境の少数民族独自の在来品種や低利用の作物種の遺伝資源の情報のビデオ映像化の継続; v) 学術非商業利用ABS(遺伝資源アクセスと利益配分)のモデルとしてABS研究の実践を継続し、事例を報告した. 治安, 気候, 政情や法的な事項を考慮し, 実施可能性を現地と調整し, 現地主務省や公的地権者等との許可を担保した. 国内集会を行って年初に検討した.インドーミャンマータイーラオスー中国雲南省に渡る山岳地・照葉樹林・少数民族地帯と相関の高い国境を越えた民族活動のある地帯にて調査実施した. 別予算も利用し調査許可状況に応じ, 8月末にイランを訪問(河瀬、渡邉).8月にミャンマー準備調整 (渡邉), 10月半ばに雨期を避けてインド(Matthews)ーミャンマーナガーランド自治地区の本格調査(河瀬、渡邉). 中国雲南省は山本が調査を実施した. サブグループ形成し,文献調査, フィールド調査及び実験研究を行った. 連係研究者,海外共同研究者の協力を得て, 1. 多様性評価及び分類:2. 民族植物学的観点からの利用評価:3. 社会経済的観点からの種子利用と農民の権利研究:4. 民族・人類学的研究:5. 政治と社会動態との関連の評価:6. ABSの事例構築: 7. 1から6を総じた文書作成準備した.
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