研究概要 |
本研究計画では,ニュージーランド,カナダ,イギリス,ロシア,マレーシアの海外研究協力者との国際共同研究を行うことで,共同目撃者効果の国際標準値をMori-Garryパラダイムによる同一機器・同一映像実験で測定することを目的としている。さらには,国内においても中学生や専門学校生を被験者とした実験研究を行い,共同目撃者効果について発達的にも検証することを目的とした。 平成25年度からの2年間では,海外研究協力者と連携してMori-Garryパラダイムを用いた実験計画の共同立案を行い,同一条件での実験を実施することで共同目撃者効果に関わる国際的なデータ比較ができるように研究計画を立てた。国内分の実験は海外分と同一条件で連携研究者と実施することとした。海外での実験研究は申請者が準備した実験機器を貸与して,それぞれの大学で実施することを企画した。 平成25年度は申請者と連携研究者との共同研究により,日本人大学生による実験を行った。中学校・専門学校での実験は準備段階で終わった。日本人大学生での実験は神戸大学で実施し、その成果は平成26年度に企画している国際記憶円卓会議のシンポジウムで発表する予定である。
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