Mori-Garryパラダイムを利用して共同目撃者間の話し合いの記憶への影響を調べる実験を5カ国(日本、マレーシア、ポーランド、トルコ、英国)の被験者を用いて遂行した。 被験者には2人一組で実験に参加させ、映像提示トリックによって、同じ映像を見ていると思わせつつ、実際には2種類の異なる映像を見せた。映像提示後、2人が違った映像を見た8項目のうちの4項目について話し合いをさせた。 最後に、被験者個別の記憶テストを行なった。全部で284人の大学生で実験を行なった結果、5カ国で似た結果が得られ、目撃者間で話し合われた項目は話し合いをしなかった項目よりも誤って回答される可能性が高いことを再確認した。
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